かの宮沢賢治は、岩手県北上川西岸のある部分を「イギリス海岸」と名付けました。
そこには、イギリス・ドーヴァー海峡に面した白亜の海岸を連想させる
泥岩層が見られたからでした。
賢治自身はイギリスに赴いたことはありませんが、
多くの文献などから想像を巡らせていたのしょう。
ということで、賢治が見たかったであろうイギリスの海岸へ行きたいと思います。
ロンドンから南下するとセブン・シスターズSeven Sistersという
海岸の白亜の大絶壁があるそうです。
ドーヴァー海峡ではありませんが、イギリス海峡に面しています。
昨日と同じく曇りで高湿度。天気持ちますように。
6:30にホテルを出て、
ホテル最寄りのアールズコート駅Earl’s Courtから
ディストリクト線Districtで3駅目ヴィクトリア駅Victoriaへ。
ヴィクトリア駅Victoriaから
南部の鉄道会社サザン・レイルウェイSouthern Railway(SN)で
ビーチ沿いのリゾートタウンであるブライトン駅Brightonまで南下します。
まずはチケットを購入。
往復で£24.20でした。
チケットブースのおじさん、怖かったけど
人数、行き先、往復なのか片道なのか、その日に往復するのかを伝えればOKです。
クレジットカードでも支払いできました。日本と違い便利です。
7:06ブライトンBrighton行きの電車が出発しました。
8:00前にブライトン駅Brightonに着きました。
ヴィクトリア駅Victoriaから1時間弱。
ここからはバスでセブン・シスターズ・カントリー・パーク
Seven Sisters Country Parkへ向かいます。
12番または12A番(少し遠回りらしいです)の
イーストボーンEastbourne行きのバスに乗ります。
駅を出て少し歩くと12番バスが停まっていたので
運転手のおばさんにセブン・シスターズ・カントリー・パーク
Seven Sisters Country Parkへ行きたいと伝えたらチケット£6と言われました。
なんが高くない?と思いつつダブルデッカーに乗り込みました。
いつどこで降りるのかわからないから、1階の席にしておこう。
バスは頻繁にバス停に停まるので
車内の電光掲示板は次の停留所をたたみかけて表示している。
見落とさないように注意しなきゃ。
バスはずいぶん長い距離を走ってるから、
もしかして目的地過ぎたかもと思い運転手さんに聞いてみたら
「No, yet.」
よかった。
9:00過ぎにセブン・シスターズ・カントリー・パーク
Seven Sisters Country Parkに着きました。
運転手さんは停留所でシャウトしてくれました。
バス停に降りると、
セブン・シスターズ・カントリー・パーク・ビジターセンターがあります。
まだ朝早いから営業していませんでしたがここで情報を収集できるようです。
1kmほど歩くと海岸線にたどり着くようです。
とりあえず、人に付いて行きます。
海岸までは自分で開閉する扉があるので、開けては閉めて、
案内表示があったらBAECHを目指して行きます。
羊もいました。
動物のフンがたくさん落ちているので、足下注意!
ん?向こうからものすごい早さで走ってくる動物がいる!
犬でした。
地元の人の散歩コースとしても人気の場所のようです。
しかし、海からの風は強い。
木もこんな風に
風になびきすぎてティム・バートンの世界のようです。
30分歩くとこんな風景です。
こんな絶壁、、すごい。
海側はこんな感じです。
北上川のイギリス海岸みたい。
崖の上に登ってみようと思ったら、雨が降ってきた。
戻ろう。
着いた時にはまだ開いていなかったビジターセンターで
バスの時間まで雨宿り。
セブン・シスターズ・カントリー・パーク・ビジターセンターには
ちょっとしたお土産が売られていました。
海岸の自然に関する資料もありました。
帰りは12Aのバスに乗車。
運転手のおばさんが「どの種類のチケットがほしいのか?」と
聞いてきたからチケットの種類って何?と思って聞き返したら、
「ブライトンまで行くだけなのか?ブライトンに行って戻ってくるのか?」と
怒り気味で訊ねられた。
「片道をお願いします。」と言い£3.20で購入。
あ、行きで買ったチケットは往復のチケットだったのかー。
どうりで高いと思った。
帰りに往復のチケット見せればそのまま乗せてくれるみたいです。
バス会社Brighton & Hoveのサイトはこちら
コートが雨でびしょびしょ。
寒いので一旦ホテルに戻ります。
コート乾かさないと。